2012/04/10 13:31
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オペラハウスの際には、客席前がオーケストラのスペースとなります。前から4列132席を取り外してフェンスを取り付けることで、オーケストラボックスが完成します。ですので、コンサートホール形式での客席は1848席ですが、オペラの際には1716席となります。また、床が上下に移動したり、天井のプロセニアムを移動することで、オーケストラの音量を可変することが出来ます。
※コンサートホールにおいては、舞台奥にある木目の反響板が自走式にて前に移動し、客席の壁とドッキングして、完全密閉型のコンサートホールとなります。また、フロントの壁を可変させたり、シーリングの可動式反射板の昇降を行うことで、反射率を高めることが可能となります。
※客席の形状は「シューボックス型」となっております。いわゆる靴箱型。この形状は、音響特性に優れており、天井が高いことで豊かな残響が得られ、横幅が狭いことにより、壁からの反射音が得られます。
舞台で演奏される音は、直接音と間接音との音の合成により出来ております。
その間接音とは、壁からの反射音で音を増幅する働きがあります。舞台の両側壁(第一反射音の壁)が重要と言うことです。そのため、コンサートホールの際には、照明フロントの壁を閉じたり、シーリングの壁を閉じたりします。
その他、客席の壁がデコボコしている事にも理由があり、全ての客席に均等な音を分散する働きがあります。また、客席の壁や床の木の素材でも音の善し悪しが変わりますので、粗密のある堅くて音質が良いとされている、壁にはサクラ材・床にはナラ材を使用しております。
このように、専用劇場として設計されている音楽ホールは、大きな楽器と言えるのではないでしょうか。是非、劇場の「音」を体感してください!
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