大きなサイズの胴ベルト型安全帯
北九州芸術劇場 舞台技術課音響係 松岡大志郎
現在多くの劇場、施設等で高所作業用の胴ベルト型安全帯が常備されていると思いますが、北九州芸術劇場では、体重85㎏を超える体格の良い方でも安全帯を着用できるよう、通常よりも大きなサイズの安全帯を常備しております。
普通サイズの安全帯と大きなサイズの安全帯の比較を数値で見ると・・・
・通常のサイズの胴ベルト型安全帯・・・幅50、長さ1200mm、重量830g
・大きいサイズの胴ベルト型安全帯・・・幅60、長さ1600mm、重量1440g
となっており、普通サイズの安全帯よりも長くて頑丈なものになっています。
次の写真は普通サイズの安全帯と大きいサイズの安全帯を並べて撮影しました。
数値でも違いがわかりますが、実際に並べてみると明らかに違いがわかります。また、矢印の部分にショックアブソーバーが付いており、体格の良い方でも保護できるような設計になっています。
実際に着用して写真を撮りました。
写真は普通サイズの安全帯です。
ベルトの余り等を見ても少し不安な気がします。(普通サイズの安全帯は、85kg以下での使用を想定して作られています。)
許容重量をオーバーしているようです。
写真は大きいサイズの安全帯です。
これなら体格の良い方でも無理をすることなく十分なゆとりを持って使用することができます。これなら許容重量内です。(大きいサイズの安全帯は130kg内です)
安心感が違いますね。
後ろから撮影しました。
大きいサイズの安全帯やはり安心感が違います。
安全帯とは、高所作業を行う際に使用する命綱付きベルトです。
高所作業をする人がどのような体型の方であっても、命に関わることなので着用するべきだと思います。安全帯を着用したいのにサイズが合わないという理由で、命綱とも言われる安全帯ができない状況をそのままにしておいて良いのでしょうか?
高所作業をする誰もが安全、安心に作業を行えるように皆さんの職場でも、大きなサイズの安全帯を導入してみてはいかがでしょうか?